MDPIについて

~最新の研究成果に誰もが自由にアクセスできる未来を~

6つの理念のもと研究コミュニティの発展に貢献します。

  1. オープンアクセスであること
  2. 迅速で透明性が高いこと
  3. シンプルで使いやすいこと
  4. 高品質で信頼されること
  5. 柔軟でテーラーメードであること
  6. 持続可能性にもとづいていること

概要

私たちは1996年スイス バーゼルにて創設された化学試料の保管団体Molecular Diversity Preservation Internationalを前身とした学術出版社です。保管試料に関する情報を発信する学術誌MoleculesをSpringer社と共同創刊したことに始まり、2010年にMultidisciplinary Digital Publishing Instituteを出版社として創設し、現在に至ります。現在では、医学公衆衛生学・生命科学・物理科学・材料科学・環境科学・数理情報学・社会科学の幅広い分野のジャーナルを運営しています。

迅速な出版プロセス

投稿・査読・改訂・採択・編集・校正・XMLすべての過程を社内独自のプラットフォームで一貫管理することで、迅速な出版プロセスを実現しています。世界各拠点のスタッフが、著者・査読者・編集委員の皆様をサポートいたします。

信頼される出版社であるために

出版規範委員会(COPE)、オープンアクセス学術出版社協会(OASPA)、オープンアクセス学術誌要覧(DOAJ)、国際科学技術医学出版社協会(STM)の会員として、出版倫理に基づいたオープンサイエンスの発展に努めています。また、研究者の皆様から信頼していただけるように、厳正な査読を徹底し、客観的な第三者機関からの評価を獲得するための以下の施策を行なっています。

(1) 公開査読(Open Report)の導入

2014年より、MDPIでは公開査読を実施しており、著者が同意する場合、査読コメントと著者の返答を公開しています。公開査読は、査読の信頼性を担保する試みとして多くの出版社で導入されている施策です。

(2) インデックスへの収載

出版論文数や被引用数が十分に存在し、「科学的に信頼できる」とされる学術誌は、申請後承認されると各インデックスサービスに収載されます。代表的なインデックスに、Clarivate社(旧Thomson Reuters)のWeb of Science、アメリカ国立医学図書館(NLM)のPubMed、Elsevier社のScopusがあります。2024年時点で、MDPIが発行する論文の90%以上はWeb of Scienceに収載された雑誌から発行されており、より信頼される出版社とみなされるよう、インデックスへの収載数を拡大しています。

(3) 大学機関様・学会組織様とのコラボレーション

研究者の皆様にMDPIのサービスを実際に知っていただくため、様々なコラボレーション活動を行なってきました。これまでに、820以上の大学機関様、180以上の学会組織様とパートナーシップや特集号の編集、イベントの共催を行なっております。

歴史・沿革

1996年 研究試料の保管団体 Molecular Diversity Preservation International(MDPI Verein)をスイスのバーゼルに設立

1996年 Springer Verlag社と共同で電子ジャーナルMoleculesを創刊

1997年 オープンアクセスジャーナルMoleculesを単独で運営開始

2008年 オープンアクセスポリシーを明確化し、クリエイティブ・コモンズ 表示ライセンス下での出版開始

2010年 社名をMultidisciplinary Digital Publishing Institute(MDPI AG)に変更

2019年 MDPI Japanを東京都千代田区に設立

2020年 MDPI Japanを東京都中央区(現住所)へ移転


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